照井将人
軽井沢高校魅力化コーディネーター

#成長に寄り添う

#探究授業

#留学

プロフィール

千葉県出身。大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社し、ドキュメンタリー番組の制作に関わる。その後、学習塾・予備校の英語講師として大学受験生を指導。2019年、軽井沢高校魅力化プロジェクトに参画。現在は、長野県軽井沢町にて、軽井沢高校魅力化コーディネーターを務める。

 

高校時代の留学をきっかけに、勉強することの楽しさを学んだ、照井さん。将来のキャリアを考える中で、テレビ業界から教育業界の仕事に転職したと言います。魅力化プロジェクトに携わるようになった経緯や、今までの活動について、お話を聞きました。

 

 

「目的がある勉強は楽しい」

地元の中学校を卒業後、サッカーの強豪校にスポーツ推薦で入学しましたが、テストの成績が悪く、周りには、お前からサッカーを取ったら何も残らない!と言われていたとお聞きしました。そんな中、留学をきっかけに、自分の考えが大きく変わったといいます。

「仲良くなった現地の友人と、より良質なコミュニケーションを取りたいと思い、帰国後は自らの意思で勉強するようになりました。同時期に、テレビで観た安住アナウンサーの面白さと知性に惹かれ、アナウンサーを目指し始めたことも、勉学に励みたいと思った理由の1つです。母親には、その職業に就くなら高学歴が必要と言われまして(笑)周りを驚かせたい気持ちもあり、予備校に通って、必死に勉強しました。」

 

―その後は、中央大学に入学したそうですね。他に、志望した理由はあったのでしょうか?

「ありました。ジャーナリズムコースのゼミに入りたいと思い、目指していました。他の大学とは違い、学生のみで番組を制作し、配信している点に興味を持ちました。在学中は、ゼミ活動以外に、アナウンススクールに通ったり、塾講師のアルバイトを始めたりしました。」

 

大学では塾講師のバイトに備え、スーツを着ていることが多かったという

 

 

「自分の強みを活かしたい」

―大学卒業後は、番組制作会社に就職することになります。こちらでは、どのような仕事を担当していたのでしょうか?

「NHKのドキュメンタリー番組の制作に、ADとして携わっていました。アナウンサーにはなれませんでしたが、尊敬するプロデューサーの方と一緒の現場になることもあり、充実した日々を送っていました。しかし、働いている中で、自分の強みを発揮し、活躍できる場所ではないと感じたため、1年ほどで退職しました。」

 

―退職後は、フリーランスとして、塾や予備校で英語の講師をしていたそうですね。この業界で、自分の特性を活かせると考えた理由は何だったのでしょうか?

「昔の自分と同じような子どもたちの気持ちに、寄り添うことができると思っていました。実際に、私の授業を受けたいと言ってくれる子どもも多く、長年この業界で働いてきた先生に負けないものがあると、仕事を通じて、再認識することができました。」

 

―その後、高校魅力化プロジェクトに参画することになります。これは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

「英語の講師をしている中で、決まった場所や教材、仲間とともに勉強をすることに限界を感じ始めました。近年の受験では、英作文が頻繁に出題されますが、日頃から自分と向き合い、論理的に思考していなければ、中々解けない分野だと思っていて。そんな時に、探究活動に興味を持ち、やりたかったことが公設塾ならできるかもしれないと感じ、応募しました。」

 

番組制作会社の撮影風景

 

 

「軽井沢町での活動内容」 

―その後、移住してからは、どのような活動をしていたのでしょうか?

「初年度は、軽井沢町学習センターのスタッフとして、放課後の学び場の提供や、教科の指導、生徒が地域イベントに参加する際の伴走支援に携わりました。2年目に、学習センター長となり、3年目は、学習センター長兼高校魅力化コーディネーターとして、学校の職員会にも参加できるようになりました。任期終了後は、社会教育主事として町役場に採用いただき、学校と地域をつなぐコーディネーター業務や探究授業のカリキュラム作成などを担当しています。」

 

―立場や実践することが少しずつ変化していったのですね。活動の中で大切にしていることはありますか?

「職員会に参加したことで、コーディネーターとして、どのような学校を作っていきたいかを考えることが多くなりました。私の理想は、学校の先生と行政の方々が、子どもたちの成長というテーマで語り合うことです。それぞれのミッションが違うからこそ、同じ目線で話すことが大事だと考えています。そのような場を作っていくために、現在は、生徒たちが行うプロジェクトの伴走支援に力を入れています。実際に、生徒主催の企画に参加した子どもたちが、次は運営者の立ち場で関わりたいといったような、好循環が生まれることもありました。生徒の表情が変化する瞬間を見れたときに、大きなやりがいを感じています。」

 

 

「協働の場づくり」

最後に、これからコーディネーターを目指す皆さんに向けて、メッセージをいただきました。

「全国には、色んなタイプのコーディネーターがいます。私は、皆さんのやってみたい思いを大切にしながら、陰でそれを作ったり、支えたりする役割を担っています。多様な方々と一緒に何かを作り上げることの面白さを、ぜひ体感してほしいと思います。」

 

生徒が企画するプロジェクトについて話し合っている様子

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