嬬恋高校は浅間山や草津白根山などの豊かな自然に囲まれています。本校は、こうした地域教材を教科の枠を越えて、積極的に授業に取り入れています。
また、嬬恋中学校との中高連携事業として、高校生が中学校へ出向いて共に学習活動に取り組んだり、高校教員が出前授業を行ったりと地域のつながりを活かした活動を展開しています。
嬬恋高校では、令和7年度からの全国募集生徒の受入を目指し、持続可能な魅力ある高校への設立をスタートします。これまで時間をかけて、学校の教職員だけでなく、地域のみなさんと対話を重ねてきました。その過程のなかで、学校と地域の様々な関係者がタッグを組んで、対話を重ねてチームを創意工夫をしていくことが構想の実現のカギを握ります。今回、「地域・教育魅力化コーディネーター」を1名配置し、全国生徒募集や地域との協働など、構想の実現に向けて様々な関係者と学校をつなぐ新メンバーを募集します。
①地域や実社会を舞台にした探究学習等への支援・運営補助
・探究学習の授業の設計支援・助言、運営、教材の作成サポート
・探究チーム運営補助
・地域資源(県内大学・地元企業等)の調整業務
②地域協働活動・コンソーシアム等の運営、事業進捗
今後、高校の職員と地域の方からなる推進委員会において、カリキュラムや学習内容等の検討を進めていきます。魅力ある高校づくりに向けて、事業の推進を図るために、コーディネーターの方には、学校と地域の関係者をつなぐ役割を担っていただきます。
③令和7年度からの全国生徒募集受入に向けた準備等
令和7年度より、全国からの生徒募集受入をスタートする予定です。まず、今ある魅力をより多くの中学生等に伝えるためには、どんな内容を、どんなメッセージで発信していけばいいかなどの計画づくりからスタートします。
【地域で活躍する方との出逢い】
コーディネーターの方には、学校の職員室と教育委員会の2つのデスクを持ちながら、フットワーク軽く地域の中で活動してもらいます。学校や自治体、また地域団体など地域で活躍する多くのみなさんとの出逢いにあふれています。
【校長からのメッセージ】
嬬恋高校には魅力があります。嬬恋という土地にも魅力があります。この二つの魅力をかけ合わせることによって、より大きな魅力のある嬬恋高校ができあがります。コーディネータの方には、その架け橋となっていただきたいです。本校は若い職員であふれています。皆と協力して仕事を進めてくださる方を希望します。
【役場の担当者からのメッセージ】
嬬恋村の主要産業は農業と観光業です。特に農業では夏から秋にかけてのキャベツ生産量では日本一となっています。この主要産業である農業や観光をはじめ、多様な人々をつなぎ合わせるための場として活動しているのが嬬恋村キャベツーリズム研究会です。村を元気にするための取り組みや、村の課題解決へ向け、村民が主体的に集まり活動しています。世代や業種を越えた仲間たちとの創造性あふれる交流の場として、人と人、思いと思いをつなぎ、持続可能な村づくりを目指しています。このメンバーなどとの交流や活動も高校の魅力化につながると思っています。嬬恋村の活性化に向けて一緒に活動しましょう!