大空町は、北海道の東部オホーツク地域にある農業を基幹産業とした町です。年間80万人が利用するオホーツクの空の玄関口女満別空港がある町として地域の交通の要を担っています。ジャガイモや小麦、乳牛、網走湖のシジミなど地域で産み出される豊かな実りは、その景観や歴史とともに、観光や教育など他の分野との連携で価値を高め合っています。
大空高校は旧東藻琴高校と旧女満別高校が合併し、令和3年4月に「総合学科」として開校しました。令和5年度には全年次が総合学科となりました。ICTの推進にも注力しており、全生徒に1台ずつタブレット端末を無償貸与しています。授業での課題提出や家庭学習での活用はもちろん、生徒総会の決議投票や教員とのコミュニケーションなどにも広く活用されています。また、大空高校の教育方針の一つである生徒の主体性を育むという観点から一斉講義の授業は少なく、グループワークなどの対話的な学び合いや、講義とグループワークを同室で行うなど、授業展開に工夫がされています。
大空高校は新設校として多様な入学者を受け入れるため「高校魅力化プロジェクト」を進めてきました。地域の生徒のみならず全国の様々な地域から生徒を受け入れ、様々な価値観を地域住民と交換しながらより魅力ある高校となっています。地域住民、生徒、保護者、民間企業など様々な地域の方々とともに地域全体で生徒の学びや成長を支え「学校を核とした地域づくり」を目標に学校と地域をつなぐためのコーディネーターを募集します。(2024年4月1日採用)
●全国からの生徒募集に向けた情報発信、広報、オンライン説明会などの運営。
大空高校は全国から地域みらい留学生を受け入れています。大空高校での学習や生活の発信などを行うほか、オンラインでの合同説明会や、個別学校説明会のプレゼンテーションなどを行っていただきます。また、中学生やその保護者に対しての個別相談も対応していただきます。
●地域と学校が共に活動するためのコーディネート
公設塾で実施する地域探究型の事業や、交流拠点施設を使用した交流イベントの企画・運営を担当して頂きます。地域住民と高校生が交流することで双方に学びをもたらし、創造性豊かな環境づくりのために様々なヒト・モノ・コトを高校生とつなげるコーディネーターとして活動頂きます。
●地域みらい留学365(1年間国内留学)の受け入れ環境整備・調整
高校2年生の1年間の地域みらい留学の受け入れ環境の準備をしていただきます。
●地域探究学習のサポート
大空高校で力を入れている総合的な探究の時間のサポートとして、地域と学校をつなぐ役割を担っていただきます。
【大空高校魅力化担当者からのメッセージ】
大空町は、移住定住のため町独自の補助などのメニューや、安心して子育てができる施策が充実している町です。大空町に移住された方の中には、これまで都市部で蓄積してきた自身のスキルを大空町の教育に活かしたいという方も多くいます。このような、大空町や大空高校を応援してくれる地域の方々と共に、楽しみながら学校と地域を盛り上げていってもらいたいと思います。