岩手町と沼宮内高校が連携して、県外からの入学生受け入れや町初の公営塾を開塾するなど魅力化を進めています。これらの魅力化をさらに推進していくうえで、魅力化コーディネーターの新たな視点・発想・スキルをお借りし、町の地域資源を活用しながら持続可能な高校と町づくりを目指します。コーディネータ募集は、地域おこし協力隊として募集するもので、仕事は雇用ではなく「業務委託」となります。
沼宮内高校は、SDGs未来都市に選定された岩手町と「持続可能なまちづくりの実現に向けた地域共創人材育成の推進に関する連携協定」を結び、様々な面でバックアップをいただきながら、生徒の成長に資する活動を推進しています。本校は、当たり前のことを当たり前にできる沼高生を育て、全ての生徒・保護者が入学してよかったと思う学校、ふるさとを支え、地域に愛され応援される学校を目指しています。
教師でも講師でもないポジションで高校生をサポート
高校生が地域の魅力や課題に気づき、その課題解決にかかわる経験をすることで、郷土愛の醸成、主体的に学ぶ意識、キャリア選択の満足度や学力の向上を目指すとともに、将来を担う人材を育成しています。
今回募集する「高校教育魅力化コーディネーター」は、高校生と地域課題について一緒に考え、高校生の主体性を育む伴走者として活動を行っていただきます。高校生の活動を本気で伴走してくれる方をお待ちしています。
学校・高校生と地域の接続を通して
地域の人とふれあい、ニーズを調査することも高校生の活動支援に大きくつながることから、地域側の協力者の掘り起こしやファンづくりも重要なミッションの一つです。高校生も地域の一員、隊員も住んでしまえば岩手町の同じ町民です。
活動内容は?
沼宮内高校を対象とする高校魅力化コーディネーターは、主に高校が活動の場となります。役場内に作業ができる場所は準備しますが、活動時間のほとんどを高校生との活動に充て、高校生との何気ない会話から、高校生の「学びたい」「やりたい」を見つけ、いっしょにプロジェクトを進めていきます。
●沼宮内高校を軸とした生徒と地域・小中高の接続による学びの連携
●高校魅力化に向けた活動と魅力発信(学校HP・公式note・SNS・広報誌)
●沼宮内高校が授業において取り組む探究的な学習や地域活動のサポートほか
※また、地域に限定せず県外への情報発信や、海外との交流など、幅広い活動も想定すると、分野やスキルよってサポートの仕方は計り知れず、一括りにはできません。
●岩手町役場みらい創造課(地域おこし協力隊募集担当課) 令和元年に新設した部署です。
比較的若い職員で構成され、SDGs、地方創生、移住定住、地域課題に挑む部署です。
●岩手町教育委員会学校教育課 沼宮内高校魅力化事業を進めています。
令和4年に公営塾を開設、県外から入学生募集、小学校、中学校、高校の魅力化に挑む部署です。
●沼宮内高校 校長、副校長、情報担当教員、令和5年度からは魅力化コーディネーター(女性)が、
岩手県の会計年度任用職員として配置されています。
●総探の学習の支援に携わる政策アドバイザーを始めとする株式会社sinKA、NPO法人SETのスタッフ