喜界町は、鹿児島県奄美群島に属し鹿児島から南へ約380km、奄美大島から約25kmの太平洋上に位置する隆起サンゴ礁の島です。
現在も年平均2mmという世界トップクラスの速度で隆起し続け、海中には今も豊かなサンゴ礁が広がっています。
そんな喜界島には日本で唯一のサンゴ礁研究に特化した拠点として「喜界島サンゴ礁科学研究所」があります。
創立74周年を迎えた島内に唯一ある高等学校。
普通科、商業科があり生徒1人1人の可能性を最大限に伸ばし、持続可能な地域・社会の発展に主体的に貢献できる人材育成を目指しています。
生徒はみな素直であいさつがすばらしく、学習活動や部活動、地域行事に積極的に参加するため、地域との連携、行政からの多大なる支援を頂き魅力化に取り組んでいます。
喜界町は、令和5年度よりサンゴ留学をスタートさせました。
現在1年生6名の留学生がおり、来年、再来年も生徒募集を継続して行っていく予定です。
また、喜界高校は喜界中学校との中高6年間を見通した指導計画に基づいて、連携方中高一貫教育を行っています。中高の乗り入れ授業や交流授業、郷土の総合的学習「きかい学」への系統的取り組み、連携と一体感を深める合同行事などさまざまな教育活動を展開しております。
総合的な学習「がじゅまる」では郷土に学び、広く社会や世界に目を向け、自らの生き方やあり方をグローカルに考える学習を行っています。
そして今回サンゴ留学では、平日に1回と土曜日にサンゴ研究所主催によるサンゴ塾を行っております。
今回、「地域・教育魅力化コーディネーター」を配置し、学校との連携、サンゴ塾のサポート、留学生の生活面のサポートなど持続的に留学を行えるよう様々な関係者と学校をつなぐ新メンバーを募集します。
留学の情報発信、学校との総合的な学習でのサポート体制の構築および企画、サンゴ塾のサポートおよび寮運営のサポート。
喜界町では、来年度のみ3箇所に別れての寮運営となることから、初年度は寮運営のサポート、生徒の生活をサポートすることが重要になってきます。
サポートをしながら総合的な学習へのかかわり方を学校側と協議しながら、魅力化コーディネーターの今後の仕組みを作り上げていく形となります。
【役場の担当者からのメッセージ】
喜界町は令和5年度から初めて学生受け入れを開始しました。令和7年度に3学年がひとつ屋根の下で生活できる寮が完成します。
令和6年度は3箇所に分かれての生活となるため、生活面のサポートがウエイトをしめてくるのではと考えています。
令和7年度からの本格スタートに向けてお力をいただけたら幸いです。また、なにより喜界島での生活、人付き合い楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
【先輩コーディネーターからのメッセージ】
サンゴ留学生は3年間寮で生活をし、親元を離れて遠い離島で生活をすることになります。
私が日々留学生と接していて感じるのは、同世代の交流ももちろんですが先輩や大人との交流やお話も同時に求めているかもということです。
親が近くにいない時、頼りたくなるのは先輩や大人だったりする留学生もいると思います。
そんな時、大人としての上から目線ではなく、「寮生より一歩先を生きてる先輩」のような存在として、一緒になって物事を考えたり語ったりできるようなコーディネーターさんにぜひ来ていただきたいなと思っています。サンゴ留学生のみんなと、そしてスタッフと一緒に、まだまだ始まったばかりのサンゴ留学制度を、誇れるような留学制度に創りあげていきませんか?