平取町は、恵まれた自然環境のもと、主力産業である農業において全国的な知名度となった「びらとりトマト」の安定栽培をはじめ、「びらとり和牛」のブランドを確立しています。また、歴史的にも特色ある「アイヌ文化」を今に伝える伝承事業への取り組み、人材育成など恵まれた地域資源を生かした活動に取り組んでいます。
平取高校は、商品開発や給食レシピ開発などを行う「トマトクラブ」や、二風谷アイヌ文化博物館などと連携した「地域研究」など、地域との協働による地域の教育力を生かした活動を行っています。また、ボランティア部による平取養護学校との交流、1学年での平取養護学校との交流学習など、さまざまな活動を行い、多様性や共生・協働の学びを大切にしています。
平取高校は、令和6年度の入学生から地域の生徒だけでなく、全国からさまざまな生徒を受け入れ、地域の「学びの土壌」をより発展的に活用しながら、学校と地域が協働することで、さらに魅力ある学校・地域を目指そうとしています。学校と地域が共に成長し、自分自身も成長する。そんな意欲のある学校と地域をつなぐコーディネーターを募集します。
【業務内容】
◇生徒募集のオンライン説明会をはじめとする、全国に向けた広報及び情報発信全般。
「地域みらい留学」による全国からの入学生を募集するにあたり、高校の特徴的な学びや普段の高校生活の発信、「オンライン合同説明会」、「個別学校説明会」でのプレゼンテーション、中学生やその保護者の個別相談などの対応などをお手伝いしていただきます。
◇学校と地域の成長を促し、「学びの土壌」を活用するコーディネート
「アイヌ文化」、「豊かな自然」、「新規就農者の受入れの先進事例」をはじめとする地域の豊富な「学びの土壌」に、地域住民と高校生を導き、交流と学びにより両者をつなぐコーディネートをお願いします。また、「総合的探究の時間」のサポートとして、学校と地域の橋渡しをお願いします。
【役場の担当者からのメッセージ】
平取町は、全道一、全国でも有数の大玉トマトの産地ですが、トマト生産農家の2割が新規就農者となっています。町全体が移住者を受け入れることに気負いがなく、移住者はナチュラルに地域に馴染んでいます。美しい景観と豊かな自然に恵まれていますが、空港も札幌も近く、比較的温暖で過ごしやすい町です。高校魅力化を担当している「まちづくり課」は、移住・定住、空き家、公共交通等の仕事もしており、まちで抱えている課題に日々真摯に向き合っています。平取高校との関わりは深く、総合的探究の時間のお手伝い等もしています。気負わずに楽しみながら、私たちと一緒に地域と高校の魅力化に取り組んでほしいと思います。